Wo kann man Japanisch nicht nur in der Alltagskommunikation anwenden, sondern auch in akademischer Diskussion? Die Videokonferenzen mit japanischen Universitäten sind eine ganz besondere Gelegenheit, zu diskutieren und eigene Ergebnisse vorzustellen. Horie-San berichtet jetzt vom ersten Videosymposium mit der Universität Kansai (Ôsaka), bei der sich unsere Studierenden hervorragend auf Japanisch präsentiert haben – und gibt gleichzeitig noch einige Tipps für Diskussionsvokabular:
7月8日(金)と9日(土)の2日間で、大阪にある関西大学とテレビ会議によるシンポジウムをしました。バチェラーとマスターの学生が8人参加して、この夏学期の間、僕は島田先生と一緒に「上級者のためのeラーニング」というゼミで、準備をしてきました。このシンポジウムまでに私達は関西大学の学生さんと2回テレビ会議をしました。1回目は学期の初めで、自己紹介と発表テーマの紹介をしました。こちらからの発表は4本で、テーマは次の通りです。
シャーロッテ・シュナイダー、ザブリナ・フィービッヒ
デュッセルドルフのギムナジウムにおける日本語授業
リザ・ヴェンティッヒ、ザビーネ・クリングス
日本とドイツにおける難民の状況
ジェシカ・ヤコブ、ルドゲラ・レヴェリッヒ
映画に描かれた在日コリアン
イエンス・マイブルム、アンナ・ホルシマン
戦争の記憶についての日独比較
その一ヵ月後の2回目は「中間発表」としてお互いで発表してみたいことや、発表してほしいことについて話し合いました。そして、シンポジウムの一週間前にはModernes Japanの参加者だけでリハーサルをしました。ここでは、発表の細かい表現や、技術の確認もしました。
参加者たちは、当日までにハンドアウト、パワーポイント、そして原稿の準備をしました。特に最後の1,2週間は大変だったと思いますが、みんなよくがんばって準備したと思います。
シンポジウムは2日間とも朝の9時から始まりました。日本と時差があるためです。ドイツの朝9時は、日本の16時です。
関西大学の学生さんは、マスターとドクター課程の学生さんたちです。テーマは次の通りです。
-「在日コリアン高齢者の年金問題」、「日本の言語教育における文化教育の重要性」
-「日本のナショナリズムの根底にあった「国体」
― 第二次世界大戦時の朝鮮における教育」
どれも私たちのテーマと共通点があります。発表の言葉は、関西大学の1人の学生さんは英語での発表でしたが、基本的には両方の大学とも日本語での発表でした。どちらの大学の学生にとっても、このシンポジウムのための日本語の発表の準備はとても大変だったと思います。
Modernes Japanの学生にとって、デュッセルドルフ大学内で学術的な発表を日本語でする機会はあまりありません。普段使わない単語を使うので、例えばリハーサルのときには、江戸時代の人が使うような日本語が出てきたこともありました。また、僕も「プレゼーテーションに使う表現集」を作って学生に使ってもらったりしました。例えば、発表の最初には
・それでは、ただ今から始めさせていただきます。とか、
・まずはじめに、発表の内容について簡単にご説明します。
などといいますね。
また、表の説明で、2つのものを比較する時は、
・Aが・・・であるのに対して、Bは・・・。
・Aは・・・。一方、bは・・・。
と言ったりしますね。
また、発表を通して、いろいろなところで関西大学の学生さんがすごく「わかりやすい」日本語を準備するのに苦労されたんだなあということがわかりました。
関西大学とはテレビ会議を始めて4学期目になります。今までは、テーマの難しさにもよりますが、話のスピードが速すぎたり、パワーポイントの日本語が難しすぎたり、単語のレベルが高すぎたりということもあったのですが、今回はどれをとっても非常に分かりやすいものでした。特にこの点で関西大学の皆さんに心から感謝したいです。みなさんのプレぜーテーションの工夫のおかげで、いろいろなことについて興味深いディスカッションをすることができました。
このような2日間のシンポジウムの予定は今のところありませんが、来学期以降も関西大学とのテレビ会議を通した交流を続けていきたいと思います。
単語リスト
難民 Flüchtlinge
在日コリアン in Japan wohnende Koreaner
中間発表 Zwischenbericht
記憶 Erinnerung
細かい fein, detalliert
原稿 Manuskript
課程 Studiengang
高齢者 Greis
根底 Fundament, Grundlage
国体(japanisches) Staatswesen
感謝 Dankbarkeit
以降 (zeitlich) ab…, nach…
交流 Austausch
echt interessant